
パナソニック インダストリーで、信号制御用リレーのマーケティングを担当している片上です。
【PhotoMOS®通信】は、PhotoMOSリレーやシグナルリレーなどの信号制御用リレーの選定や、それらのリレーを活用した製品設計にお役立ちいただける情報をご紹介していきます。
※「PhotoMOS」「フォトモス」「PhotoMOSリレー」「フォトモスリレー」はパナソニック ホールディングス (株) の商標です。
PhotoMOSリレーは、入力側のLED、出力側の受光素子(太陽電池IC)、およびスイッチング用のMOSFETで構成されています。
LEDに規定内の電流を流すことで、PhotoMOSリレーは動作します。このLEDに流せる電流の上限を確認する際、周囲温度に注意する必要があることをご存じでしょうか。例えば、AQY212Sのカタログでは、LED電流の絶対最大定格として50 mAと記載されています。
絶対最大定格とは、一瞬でも超えてはならない限界値のことです。
そのため、「LED電流が50 mAを超えなければ問題ない」と思われるかもしれません。しかし、ここで注意が必要です。カタログの絶対最大定格表に記載されている50 mAは、周囲温度25 ℃を条件とした値です。周囲温度が異なる場合、この50 mAをそのまま上限として使用することはできません。
では、実際の周囲温度において、LED電流をどこまで流せるのでしょうか。
その確認に使用するのが、「LED電流-周囲温度特性」のグラフです。
(このグラフは、PhotoMOSリレーのカタログの注意事項欄に掲載されています。)
グラフを見ることで、使用する周囲温度に応じたLED電流の上限を確認できます。
例えば、20 ℃では50 mAとなっていますが、85 ℃では20 mAとなっていることが分かります。
このグラフを参考に、使用周囲温度でのLED電流をご確認ください。
まとめ
・カタログに記載されたLED電流の絶対最大定格は、周囲温度25 ℃での値
・周囲温度が異なる場合は、カタログの記載値をそのまま上限として使用できない
・使用する周囲温度に応じたLED電流の上限は、「LED電流-周囲温度特性」を参考
PhotoMOSリレーを検討する際は、実際の使用周囲温度を確認したうえで、LED電流を設定してください。
今回ご紹介した内容はいかがだったでしょうか?
みなさまの製品設計や部品選定のお役に立てれば幸いです。
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