パナソニック インダストリーで、信号制御用リレーのマーケティングを担当している片上です。
【PhotoMOS通信】は、PhotoMOSリレーやシグナルリレーなどの信号制御用リレーの選定や、それらのリレーを活用した製品設計にお役立ちいただける情報をご紹介していきます。
【はじめに】
「PhotoMOSリレー=a接点(常開)しかないと思ってた……」
実はそんな前提で部品選定を進めた結果、間違ってb接点(常閉)タイプを購入してしまい、動作不良につながるケースがあります。
この記事では、PhotoMOSリレーを選ぶ際にありがちな“接点構成の勘違い”を防ぐための視点を、シンプルにお伝えします。
【結論】
PhotoMOSリレーにもb接点タイプは存在します。 ただし、品番や外観だけではa接点との違いが分かりづらいため、 選定時は必ずカタログやデータシートで「接点構成(Form A/B)」を確認することが確実な対策です。
【接点ミスを防ぐたった1つのチェックポイント】
選定ミスを防ぐために複雑なテクニックは不要です。
カタログやデータシートで「接点構成」を確認ください。
見落としがちなポイントとして、以下の点に注意してください:
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「Form A(常開)」「Form B(常閉)」などの表記を確認する
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品番に“B”が含まれていても、接点構成は必ず仕様書でチェックする
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同シリーズ内でも接点構成が異なる場合がある(例:AQY212S=a接点、AQY412S=b接点)
なんとなく見た目や品番で判断すると、意図しないb接点品を選んでしまう可能性があります。
【まとめ】
-
PhotoMOSリレーにもb接点タイプは存在します。
-
誤ってb接点品を購入すると、回路が意図通りに動作しない可能性があります。
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接点構成は、カタログやデータシートでの確認が確実な防止策です。
「当たり前にa接点だと思ってた」――そんな思い込みを防ぐためにも、接点構成のチェックは選定時の必須ステップです。
ご不明点があれば、お気軽に当社までお問い合わせください。
今回ご紹介した内容はいかがだったでしょうか?
みなさまの製品設計や部品選定のお役に立てれば幸いです。
本記事や【PhotoMOS通信】へのご質問・ご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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