
パナソニック インダストリーで、信号制御用リレーのマーケティングを担当している片上です。
【PhotoMOS®通信】は、PhotoMOSリレーやシグナルリレーなどの信号制御用リレーの選定や、それらのリレーを活用した製品設計にお役立ちいただける情報をご紹介していきます。
※「PhotoMOS」「フォトモス」「PhotoMOSリレー」「フォトモスリレー」はパナソニックホールディングス (株) の商標です。
はじめに
【PhotoMOSリレー】はパナソニックホールディングス株式会社の商標です。
なぜこのような名称なのか、ご存知でしょうか?
今回のブログでは、その名称の由来をご紹介します。
いつもと少し毛色の違う記事ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
PhotoMOSリレーの構造
結論から言うと、【PhotoMOSリレー】という名称は、その構造に由来しています。
上図がPhotoMOSリレーの構造です。
LEDが光を発します。
その光を太陽電池ICが受けて発電します。
発電した電力でMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)を駆動し、リレーが動作します。
入力側と出力側に分けると次のようになります。
・入力側:LED
・出力側:MOSFET(+太陽電池IC)
この構造から、入力側の「Photo」と出力側の「MOS」を組み合わせて【PhotoMOSリレー】という名称になっています。
Photoという名称の理由
「Photo」は英語で写真を意味しますが、科学・工学分野では「光」という意味で使われます。
【PhotoMOSリレー】の「Photo」は光を意味しています。
光が使われる理由は、入力側のLEDが発光して動作するためです。
同様に、【フォトダイオード】や【フォトカプラ】も光の意味で「フォト」が使われています。
MOSという名称の理由
【PhotoMOSリレー】の「MOS」は出力部に使われている MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)に由来しています。
補足:ソリッドステートリレー?
当社では【ソリッドステートリレー】という商品もラインナップしています。
これはPhotoMOSリレーとは異なるカテゴリーの商品です。
ソリッドステート・リレーは、半導体を使ったリレーを指す一般用語に由来しています。
まとめ
・【PhotoMOSリレー】という名称は、その構造に由来しています
・Photo(入力側)+MOS(出力側)= PhotoMOSリレー
・ソリッドステートリレーとPhotoMOSリレーは別の商品です
今回ご紹介した内容はいかがだったでしょうか?
みなさまの製品設計や部品選定のお役に立てれば幸いです。
本記事や【PhotoMOS®通信】へのご質問・ご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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