お客さまからいただいた質問をもとに、今回はコネクタのピン配列について解説いたします。ピン配列って何?、当社のコネクタにはピン配列の指定があるの?といった疑問にお応えいたします。ぜひご参考ください。
ピン配列とは、コネクタの端子それぞれにどのような信号を流すのかを示すものです。
- コネクタのピン配列として代表的なものとして、
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- グランドライン
- 電源ライン
- 信号ライン
例)スマートフォンカメラの映像信号
コネクタには様々な種類がありますが、
USB規格のコネクタなどでは、規格でこのピン配列が決められています。
当社の狭ピッチコネクタ・FPCコネクタは、基本的にピン配列の指定がありません。
狭ピッチコネクタではP5K・P5KSを除き、取り付け方向性もなくご使用いただけます。
ただし、高容量対応コネクタB01・B02・A35US電源端子付については、電源用・信号用端子を指定しています。(図1)
また、昨今どんどん通信速度が速くなっていますが、
そのような高速伝送に対応したコネクタでは、ピン配列が指定されている場合もあります。
当社の、金属シールドでノイズ対策を施したコネクタ、P4Sシールドタイプでは金属シールドにつながるグランドラインを12芯ごとにとっていただきますようお願いいたします。
対して、当社の高速伝送対応FPCコネクタY4BHは、ピン配列指定がありません。
ですので、設計自由度が高く、使い勝手のよいコネクタとなっています。高速伝送のピン配列で悩んでいる!という方は、ぜひご参考になさってくださいね。
いかがでしたでしょうか。今回はコネクタのピン配列について解説いたしました。設計いただく機器によって、コネクタに流す信号は様々だと思います。ぜひ、今回の内容を設計時にご活用いただければと思います。