PhotoMOSリレー ブログ

動作速度・寿命・レイアウト―治具の3大課題、PhotoMOSで解決

作成者: RLY|Jun 13, 2025 5:29:29 AM

 

動作速度・寿命・レイアウト―治具の3大課題、PhotoMOSで一括解決

 

近年の半導体高性能化により、その半導体をテストする条件も高度化・複雑化が進んでいます。

半導体(DUT)をテストするためには、半導体計測器(ATE)につなぐ必要がありますが、その際には治具(プローブカード等)が必要になります。

ATEだけでなく、プローブカード等に正しいテストをするためには、様々な要素(微小信号や高温動作、動作速度等)を満たす対応が求められています。

 

 

テストハウス現場でよく使われるリレー

 

プローブカードなどのテスト治具には、信号の切り替えを行うスイッチ素子が欠かせません。
そのようなスイッチ素子としては、誤動作が起きないよう、絶縁しながら信号の切替ができる、機械式リレーやリードリレーなどが、長年にわたり多くの現場で使用されてきました。

 

 

でも実は…設計や運用面で課題も

 

しかし、機械式リレーやリードリレーでは、現在の半導体テスト環境の進化にともない、以下のような課題も顕在化しています。

  • 動作が遅く、テスト全体のスループットを下げてしまう

  • 機械的な接点の劣化により、寿命が短く、定期交換が必要

  • 実装サイズが大きく、レイアウト設計が難しい

こうした課題は、特に量産フェーズでのスループット確保や、複雑な治具レイアウト設計の現場で深刻です。

 

 

PhotoMOSリレーという選択肢

 

これらの課題に対し、**半導体スイッチ素子である「PhotoMOSリレー」**が新たな選択肢として注目されています。

PhotoMOSは以下のような特長を持ち、従来の機械式リレーや、リードリレーでは対応しづらかったニーズをカバーします。

課題 PhotoMOSの特長 効果
スイッチの動作が遅い 高速スイッチング(数ms→μs) テスト時間の短縮
リレーがすぐ壊れる 接点劣化なし・長寿命 メンテ工数/コスト削減
実装が厳しい 小型・薄型パッケージ 多チャンネル・高密度化に対応

 

 

治具設計がPhotoMOSリレーを使うことで、”こう”変わる

 

PhotoMOSリレーを治具に採用いただくことで、下記のお役立ちがございます。

  • 多ピン化・高密度実装により、検査タクトの大幅向上

  • 接点寿命がないため、半導体検査装置の、長期間の連続稼働を実現

  • テスト切り替えタイミングがシビアな測定にも対応

 

 

PhotoMOSリレーを一度ご検討下さい!

 

PhotoMOSリレーについて1冊にまとめたセレクションガイドは下記よりDL可能です。

何かございましたら、ぜひ下記お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡下さい。

お問い合わせ