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AQ1 ソリッドステートリレー 端子曲げ実装について

作成者: RLY|Dec 1, 2025 5:34:15 AM

今回の記事は、PhotoMOSリレーではなく、

当社半導体リレー商品群の『ソリッドステートリレー』をテーマにした内容となります。

 

PhotoMOSリレーとソリッドステートリレーの違いは下記表をご参考下さい。

詳細を知りたい方には、以下の記事もおすすめです。

SSRとは?

 

ソリッドステートリレーの中のAQ1シリーズ
実は端子を曲げて実装することができることはご存知でしょうか?

 

その前にまずはAQ1 ソリッドステートリレーがどのようなものか説明します。

 

AQ1 ソリッドステートリレーの3つの特長

・放熱板を使用することで、プリント板端子で負荷電流10Aを実現

・スナバ回路内蔵でノイズによる誤動作防止

・SIL端子配列のスリム形状

その他の仕様については下記データシートをご確認下さい。

AQ1ソリッドステートリレーカタログDLページ

 

SIL端子配列のスリム形状によるメリットとデメリット

AQ1は縦長のスリム形状のため、基板の実装面積を抑えることができるのがメリットです。

ただし、その分高さがある形状のため、高さに制限がある場合はデメリットとなります。

そのデメリットを解決できる可能性があるのが、端子を曲げて実装する方法です。

 


端子を曲げて実装する方法

実は、AQ1の中のAQ1208に限り、端子を曲げて基板に対してパッケージを平行に実装することが可能です。

その場合、外形寸法の幅(AQ1208の場合は12 mm)が高さになるため、

元の高さ25 mmを半分以下に抑える事が可能です。

高さ方向に制限がある場合、この方法で解決できる可能性があります。

※3A 品の AQ1298は端子曲げ実装には対応していません。

 


端子を曲げて実装する際の注意事項

ソリッドステートリレーの本体やモールド部に機械的ストレスを与えないよう、

モールドケースと端子の折り曲げ箇所の間にラジオペンチなどを挟み、

固定して端子を曲げてください。


また、すべてのソリッドステートリレーが端子曲げに対応しているわけではありません。

必ず該当商品のデータシートをご確認いただくようお願いいたします。

 

 

まとめ

・AQ1ソリッドステートリレーのAQ1208のみ端子を曲げて実装が可能

・実際に端子を曲げ実装する際には注意事項あり

・端子の曲げ実装の対応可否はデータシートで確認