今回の記事はSSR(半導体リレー)について解説します。
回路設計時のお役立ち情報としてご活用ください。
目次
1.SSRとは
SSR(半導体リレー)とは、リレーの出力部分に半導体を使っている可動接点がないリレーのことを指します。ちなみに、出力部分に機械的な可動接点があるリレーのことをメカニカルリレーといい、分類としては下記のような位置づけになります。
SSRは、機械的な接点がないため、メカニカルリレーよりも長寿命です。このため開閉回数の多い用途でのご使用や、メンテナンスの頻度を抑えたい場合に適しております。
ⅱ.高速動作
SSRは、機械的接点がないため、動作速度も速いです。標準でもTyp.1ms以下が多く、高速なものではTyp.0.01msのものもあります。一方、メカニカルリレーの場合、数ms以上が一般的です。
ⅲ.小型
SSRのパッケージサイズは、基本的にはメカニカルリレーより小さいです。当社製品の中で一番小さいパッケージはTSONパッケージで横1.95mm、縦1.80mm、高さ0.8mmとかなり小さいサイズを実現しています。
こちらは1円玉と比較した画像です。