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リレー関連情報

2022年04月12日

PhotoMOSリレーの保護機能と選定方法について

ノイズやサージ電流などから回路を保護する方法をご紹介します

今回は、外来ノイズやサージ電流、また誤配線による過電流などから回路を守る方法として、保護機能付きPhotoMOSの使い方について解説します。計測・検査装置、生産設備・ロボット、通信機器など様々な用途での回路設計時にお役立てください。

パナソニックでは、当社の独自商品ともいえる保護機能を付加させてPhotoMOSを商品化し、次の3種類をラインナップ、市場にご提供しています。

① カレントリミット機能付
② 短絡保護機能付ラッチタイプ
③ 短絡保護機能付ノンラッチタイプ

それぞれの特長と設計時の検討ポイントをご紹介します。

 

①カレントリミット機能付(代表品番:AQY210LS)

負荷電流が出力制限電流(0.18A)に達するとリミット機能が働き、負荷電流を一定値に保ちます(図1ご参照)。この自己保護機能により、PhotoMOS以降の回路を過電流から保護します。但し、   カレントリミット機能が長時間続くと、発熱によってPhotoMOSが故障する恐れがありますので、ノ イズ等による瞬間的な過電流保護としてご使用下さい。

(図1) 出力電圧-出力電流特性図1出力電圧-出力電流特性

<ご使用上の注意>

カレントリミット(出力電流制限)機能について

カレントリミット(出力電流制限)機能について

 

②短絡保護機能付ラッチタイプ(品番:AQY210KS)

負荷電流が遮断電流(200mA)に達すると、PhotoMOSに内蔵された保護機能が働き瞬間的(Typ.50μs)に負荷電流を遮断し、オフ状態を保持します。過電流を完全に遮断するため、PhotoMOS自身の発熱もほとんどありません。リレー機能を復帰させる場合は、一度入力電流をオフし、再度オンさせる必要があります。(図2ご参照)

(図2)動作チャート

図2動作チャート

 

③短絡保護機能付ノンラッチタイプ(品番:AQV112KL)

PhotoMOSに過電流が流れ、出力側の端子間電圧が検出電圧(5V)に達すると、内蔵された保護機能が働き負荷電流を遮断します。その後、負荷電流が正常値に戻るまで、遮断と導通を繰り返します(間歇動作)。PhotoMOSは、この間歇動作をモニターし、負荷電流が正常値に戻れば、通常リレー動作に復帰します。(図3ご参照)

(図3)動作チャート(ノンラッチタイプ)
図3動作チャート(ノンラッチタイプ)

 

<短絡保護機能付きタイプのご使用上の注意>

・短絡保護機能は回路への過電流保護を目的としていますので、突入電流やノイズについても過電流として検知し、出力電流を遮断、オフ状態を保持することがあります。そのため、負荷電流は突入電流やノイズを含め、最大負荷電流以下としてください。

・内部ICの動作を安定させるため、入力電流は5mA以上(カレントリミット機能付、ラッチタイプ)、10mA(ノンラッチタイプ)を確保してください。

 

いかがでしたでしょうか?保護機能付きPhotoMOSについて解説しました。今回、ご紹介した内容をご理解いただき、ご使用上の注意をご確認の上、お客様の用途、回路構成に応じた回路設計にお役立てください。

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