「FineX®︎透明電磁波シールド」は、従来の電磁波シールドフィルム※では難しかった、 透明性と高いシールド性能を両立した製品です。 広い周波数帯に対応しているため、さまざまな用途に適用できます。
今回の記事では、ディスプレイにFineX®︎透明電磁波シールドを貼り付けた場合に700MHz~1000MHz帯のノイズ(単位:dBµV)がどの程度低減するかを可視化データでご紹介します。
併せて、この結果を踏まえた適用イメージもまとめます。
※ ITO、メタルメッシュ、導電性繊維、パンチングメタル、金属箔 など
FineX®︎透明電磁波シールドの製品概要・特長などについては以下のページにてご紹介しています。
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概要
本評価では、ディスプレイ表面にFineX®︎標準シールドを貼り付けた場合と、 貼り付けていない場合で、700MHz~1000MHz帯のノイズ強度を比較しました。
※ 本記事は、評価条件下で取得した可視化データに基づく参考情報です。保証値ではありません。
試験条件(概要)
- 測定対象:ディスプレイ
- 周波数範囲:700MHz~1000MHz
- 評価指標:ノイズ強度(単位:dBµV)
- 比較条件:未貼付 / FineX®︎標準シールド貼付
※ dBµVは電圧レベルを対数表示した単位で、EMI評価で一般的に用いられます。
結果(未貼付 / 貼付の比較)
以下は、ディスプレイ近傍のノイズ分布を可視化した結果例です。 未貼付では局所的に高いノイズ領域が見られる一方、 FineX®︎透明電磁波シールド貼付ではノイズが低減している様子が確認できます。
本評価では、同一条件下で比較した結果として、ノイズレベルの低減が確認されました。
※ 低減量は評価条件・設置条件・対象機器の構造等により変化します。
なぜ透明なのにノイズ低減できるのか?
FineXは独自の微細メタルメッシュ構造を持っています。
その結果、透明部材でもノイズ(電磁波)に対して減衰効果を持たせることが可能です。
- 微細配線パターンによる高い透明性
- 広い周波数帯で適用可能

適用イメージ(ノイズ対策と視認性が必要な箇所へ)
今回の評価はディスプレイで実施しました。 これは「透明であることが前提の部材」でもノイズ低減が可能であることを示す結果です。
このため、同様に視認性を維持しながらノイズ対策をしたい箇所にも、応用が期待できます。
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① 産業機械のノイズ対策(開口部/保護カバー)
開口部や保護カバーに透明電磁波シールドを貼付することで、 視認性を確保しながらEMC対策が可能です。
- EMI対策:内部ノイズの漏洩防止
- EMS対策:外来ノイズの遮断
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② ディスプレイ/モニタのノイズ対策
表示部に貼付することで、画面視認性を維持したままノイズ低減が可能です。
- EMI対策:ディスプレイ内部ノイズの漏洩防止
- EMS対策:外来ノイズの遮断
- タッチパネルへのノイズ影響の抑制
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③ RFIDの電波環境構築
仕切り板や窓に貼付し、RFIDの電波範囲を制御。 誤検知や干渉を抑制します。
- RFID電波範囲の制御による干渉抑制
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④ 施設・空間の電波環境制御
窓やガラス部材に貼付し、視認性を保ちながら ノイズ対策や通信エリア制御が可能です。
- EMI対策:内部ノイズ漏洩の抑制
- EMS対策:外来ノイズの遮断
- Wi-Fi等の通信範囲制御による干渉抑制
※ 構成・効果・性能は使用環境に応じた検証が必要です。
※ 適用可否は、対象周波数・必要シールド量・貼付構造(接地・導通設計)などの条件により変わります。詳細はご相談ください。
まとめ
本記事では、ディスプレイにFineX®︎透明電磁波シールドを貼り付けた場合のノイズ低減効果を 700MHz~1000MHz帯(dBµV)で比較しました。
透明性が必要な部材でもノイズ低減が確認できたことから、視認性が求められる設備窓・操作パネル周辺など、 “内部や画面が見えること”“ノイズ対策”を両立したい領域での新たな選択肢となります。
透明電磁波シールドをもっと知りたい
FineX®︎透明電磁波シールドが、視認性が必要とされる領域や環境において、ノイズ対策や電波環境構築の新たな手法となり得ることを、本評価を通じてご理解いただけたかと思います。
透明電磁波シールドについて、仕様・評価方法・適用可否などをもう少し詳しく知りたい方は
ぜひお気軽にお問い合わせください。
FineX(ファインクロス)および FineX Pronounced Fine Cross ロゴは、 パナソニック ホールディングス株式会社の商標または登録商標です。






