画像センサSVシリーズの設定の手軽さ・簡単さをお伝えするため、「たこ焼き」の画像検査を行いました。
H(色相)・S(彩度)・V(明度)を利用したカラーの判定で、紅しょうがの有無・量の検査や、スマートエッジ機能で、たこ焼きの寸法検査を実施。画像センサでできることを「たこ焼き」で、ご紹介いたします!
TEST.1 たこ焼きの「紅しょうがの有無・量」の判定!
画像センサ「SVシリーズ」の設定ソフト「SVWorks」を使用して、紅しょうがの赤色のみを抽出します。サンプリングボタンを使うことで、自動的に紅しょうがのH(色相)・S(彩度)・V(明度)の範囲を設定することが可能です。
【カラー抽出設定画面】
紅ショウガの量(画像中の面積量)を数値化することで、それぞれのたこ焼きに乗っている紅しょうがの量をOK・NGを判定します。画像センサSVシリーズの設定ソフトSVWorksを利用することで、検査設定はフローチャートで簡単に設定することが可能です。
【紅しょうが盛り付け量検査画面】
また、紅しょうがのように際立って色の異なるものだけでなく、ソースの上に乗った「青のり」など微妙な色の違いもH(色相)・S(彩度)・V(明度)の範囲指定で抽出が可能です。
もちろん、たこ焼きの焼け具合も、H(色相)・S(彩度)・V(明度)でしきい値を設けてOK・NGの判定をすることが可能です。また、計測値や判定結果は検査結果に応じて画面上に文字描画機能「NG あかーん!」など、自由に表示させることが可能です。
【たこ焼きの焼け具合検査画面】
【カラーカメラによる検査】
H(色相)・S(彩度)・V(明度)での色抽出機能を利用して、ヒューズの配置検査や、微妙に色が異なる部品の判別などを実施することが可能です。また、条件設定はサンプリング機能を利用することで、簡単に範囲指定が可能です。 |
TEST.2 たこ焼きの「大きさ」の寸法検査
画像センサSVシリーズの「スマートエッジ機能」で、たこ焼きの外形寸法を測定し、たこ焼きのサイズを測定/判別します。
【トレーサビリティデータとして保存】SVシリーズはオープンネットワークのEtherNet/IPに対応しています。簡単な設定のみで上位PLCから高速通信による制御や検査結果のデータや判定結果の取得が可能です。
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【撮像画像全数の外部サーバ保存】測定した数値データはEtherNet/IPで上位PLCなどに出力可能です。また、検査画像も併せてNASなど外部サーバへ全数出力可能です。たこ焼きのNG品画像やデータを記録し、品質改善のための情報として活用することができます。
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3密回避!たこ焼き検査画像の遠隔モニタリング
画像センサSVシリーズはSV本体にWebサーバを内蔵し、タブレットやPCからアクセスをして検査画像や状態を確認することができます。親方は、たこ焼きの仕上がり具合も、屋台から離れた親方の事務所から監視をすることができます。
【設備の画像検査工程の遠隔監視】画像センサ「SVシリーズ」では、WebConsole(WEBサーバ機能)やSVWorks(設定ソフト)で遠隔より画像センサの設定が可能です。現場からの要請に対して事務所でまずは状況を確認の上、事務所で設定できるものは事務所で完結できるため、現場への訪問回数の削減に貢献いたします。
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今回はSVシリーズの機能の特長や使い勝手を、たこ焼きを題材にしてご紹介をさせていただきました。画像センサ SVシリーズは、120万画素・300万画素・500万画素、カラー/モノクロの幅広いラインアップで、様々なお客様の画像検査に対応しております。
画像センサ SVシリーズ実機でのテストのご依頼などございましたら、お気軽にお問合せください。
画像センサの機能や仕様詳細につきましては、カタログをご確認ください!