PhotoMOSリレー HFタイプのご紹介
HFタイプは「High Function」タイプ、高負荷電圧と大電流を両立した高機能なPhotoMOSリレーです。計測機器や検査装置、産業機器など、高い負荷電圧・大電流の負荷を制御する用途で採用されています。
一般的にPhotoMOSリレーは、負荷電圧が高くなるほどオン抵抗が大きくなり、流せる負荷電流は小さくなる傾向があります。一方、HFタイプは高い負荷電圧に対応しながらも、比較的大きな負荷電流を流すことができる点が大きな特長です。
今回は、HFタイプの3つの特長をご紹介します。
1. 負荷電圧1,200V・負荷電流0.75A品をラインアップ
HFタイプには、負荷電圧1,200 V ・負荷電流0.75 A に対応した AQV209G をラインアップしています。
一般的な高負荷電圧対応のPhotoMOSリレーでは、高負荷電圧化に伴いオン抵抗が大きくなるため、流せる負荷電流が小さくなります。
例えば、AQV259 は負荷電圧1,000Vに対応していますが、負荷電流は0.03Aです。
一方、 AQV209G は負荷電圧1,200 V でありながら0.75 A まで対応しており、高負荷電圧用途においても大きな負荷電流を流すことができます。
そのため、高負荷電圧かつ大電流が求められる用途では、HFタイプが有力な選択肢となります。
2. 低オン抵抗
HFタイプは、高負荷電圧でありながらオン抵抗が小さいことも特長です。
AQV209Gのオン抵抗は平均で1Ωであるのに対し、AQV259は85Ωとなっています。
オン抵抗が小さいことで、スイッチON時の電力損失を抑えることができ、発熱の低減にも貢献します。また、高電流を扱う用途においても効率よく負荷を制御できるため、機器性能の向上にも貢献します。
3. 小型SSOPパッケージ品もラインアップ
HFタイプには、小型のSSOPパッケージを採用したAQV206GVYもラインアップしています。
AQV206GVYは、負荷電圧600V、負荷電流0.15Aに対応しています。
同等クラスの高負荷電圧対応PhotoMOSリレーであるAQV256Hは、負荷電圧600V、負荷電流0.13Aですが、パッケージはDIP6となります。
さらに、オン抵抗についてもAQV206GVYの方が小さく、高負荷電圧・低オン抵抗・小型化を実現しています。
SSOPパッケージを採用することで実装面積を抑えられるため、基板の小型化や高密度実装が求められる機器にも適しています。
まとめ
HFタイプは、
* 高負荷電圧と大電流を両立
* 低オン抵抗により電力損失や発熱を低減
* 小型SSOPパッケージもラインアップ
という特長を備えたPhotoMOSリレーです。
高負荷電圧と大電流を同時に求められる計測機器や検査装置、産業機器などに適しており、高負荷電圧用途における新たな選択肢となります。従来の高負荷電圧対応PhotoMOSリレーでは負荷電流やオン抵抗が課題となる用途でも、HFタイプは優れた性能を発揮します。ぜひ用途に応じた製品選定にご活用ください。