【PhotoMOS®通信】PhotoMOSリレー アプリケーション事例⑥:コンデンサ放電回路

今回の記事では、PhotoMOSリレーのアプリケーション事例として、コンデンサ放電回路について紹介します。


コンデンサ放電とは?

前の記事でモーターブレーキ回路を紹介しましたが、あわせてコンデンサ放電回路が用いられることがあります。

モーターはインバーターによって制御されますが、インバーターは高速でON/OFFを繰り返すため、電圧の変動を抑える目的でコンデンサが使用されます。

一方でコンデンサは電荷(エネルギー)を蓄える特性があるため、電源をOFFした後でも電圧が残る場合があります。
そのため、安全性の確保や次回起動時の安定動作のために、意図的に電荷を放電させる回路が必要になります。

 

コンデンサ回路におけるPhotoMOSリレーの役割

PhotoMOSリレーは、コンデンサに蓄えられた電荷を必要なタイミングで放電させるためのスイッチとして使用されます。

1321212121

例えば、

電源OFF時
異常検知時

などにPhotoMOSリレーをONすることで、コンデンサに蓄えられた電荷を抵抗経由で安全に放電させることができます。

 

コンデンサ回路にPhotoMOSリレーを使う3つのメリット

高速な放電トリガーが可能

PhotoMOSリレーはメカニカルリレーと比較して高速にON動作が可能なため、コンデンサに蓄えられた電荷の放電開始を迅速に行うことができます。
これにより、電源OFF時や異常時における残留電圧を速やかに低減し、機器の安全性向上に貢献します。

 

機器の長寿命化に貢献

PhotoMOSリレーは機械接点を持たないため、接点摩耗が発生せず、繰り返し動作に対して安定した性能を維持します。
長期的な機器の安全性向上に貢献いたします。

 

高電圧回路への適用が可能

PhotoMOSリレーは高耐圧品(600V 0.13AのAQV256H等)をラインアップしており、
インバーターなどの高電圧DCリンク回路における放電用途にも適用可能です。

 

まとめ

インバーター回路においてコンデンサは電圧安定化に重要な役割を担う一方、電荷を蓄積するため、電源OFF後の残留電圧への対策が必要となります。

PhotoMOSリレーを用いることで、

高速な放電トリガーによる残留電圧の早期低減
接点摩耗のない高信頼動作
高電圧回路における絶縁性の確保

が可能となり、安全性と信頼性の向上に貢献します。

コンデンサ放電回路の設計において、ぜひPhotoMOSリレーをご検討ください。

関連記事

Get notified on new marketing insights

Be the first to know about new B2B SaaS Marketing insights to build or refine your marketing function with the tools and knowledge of today’s industry.