持続可能な社会を目指す中で企業が取り組むべき非常に大切な内容ではありますが、
生産部門や設備選定に関わるご担当者様からは各部門にCO2排出ガスの削減目標値が割り当てられ、
目標の達成に向けてCO2の排出量が少ない機器を選択したいというお声が増えているように感じます。
そんな中、業界で再注目を集めているのが、弊社のファイバ発振方式のファイバレーザマーカです。
同等出力の他の発振方式(YAG方式やYVO4方式)に比べ、なんと約半分の消費電力で使用できるんです。
本日はこのファイバ発振方式の省エネルギーの秘密について、
YAGやYVO4方式との発振原理の違いや、実際のCO2排出量や電気代の比較を
シミュレーションしながらご紹介できればと思います。
CO2排出量は、ファイバ発振方式が年間約275㎏に対してYVO4発振方式は年間約552㎏となり、
1年間使用すると約277㎏の差になります。
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YAG発振方式やYVO4発振方式のレーザ光が生成されるまでの流れを見ていきましょう。
図の中心より少し下に1つ大きなLD(レーザダイオード)があるのがわかります。
このLDがレーザ光の光源となり、LDの光をYAGやYVO4結晶に入れることで、1,060nmの光に波長変換され、
YAG波長のレーザが生成されます。
そして、波長変換された光は2枚のミラー間を何度も反復反射することで増幅していき、そして、照射するという流れになります。
これがYAG発振方式やYVO4発振方式の発振原理です。
細かい解説に入る前に先にファイバ発振方式も見てみましょう。
上の図はファイバケーブル断面のイメージ図です。
ファイバケーブルの中には中心部にYAGやYVO4結晶の代わりになるイッテルビウムという物質が添加されています。
ファイバケーブル内に流された光はイッテルビウムを通過することで波長変換されます。
また、ファイバケーブル内で全反射を繰り返すことで、一方向に増幅していき照射されます。
全反射って聞いたことありますか?
光をガラスファイバなどの中に通すと、全反射を繰り返しどこまでも直進していくという現象です。
昔、理科の授業でも習った記憶があるのではないかと思います。
ファイバ発振方式はこの現象を活用し、ミラーで反射させる代わりに、全反射という現象を利用しているんですね。
これがファイバ発振方式の発振原理になります。
ここまでYAG発振方式、YVO4発振方式とファイバ発振方式の発振原理の違いについて解説してきました。
では、この発振方式の違いが、消費電力にどんな影響を与えるでしょうか??
この段階ですでに想像がついている方もいらっしゃるかもしれませんが、
詳しい説明は次章にて解説していきます。
それでもトータルでみたときにはファイバ発振方式の消費電力の低さは際立っています。
以上が、ファイバレーザマーカの省エネルギーのヒミツです。
ちなみに、このファイバ発振方式は、省エネルギーだけではなく、
LDが長寿命化できたり、ミラーの光軸ズレのリスクがなかったり、他にもメリットがたくさんたあります。
語り出したら止まらなくなってしまいますので、どこか別の機会に詳しくお話できればと思います。
さて、省エネルギーのヒミツはお解りいただけたでしょうか?
最後に、皆様がもっとも気になる電気代やCO2削減の効果試算についてご紹介していきます。
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最終更新日:2024年7月31日
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最終更新日:2024年4月2日
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