今回の記事ではMOSFETドライバの特長や用途例を紹介します。
MOSFETドライバをご理解いただくためにご活用ください。
目次
1.MOSFETドライバとは
PhotoMOSリレーとMOSFETドライバーの回路図
当社SSR商品群の「PhotoMOSリレー(以下PhotoMOS)」の関連商品に位置付けられ、「PhotoMOS」のMOSFET部分を除いたパッケージ品です。図1に示す通り、「PhotoMOS」は入力素子にLEDを、出力素子にMOSFETを採用した半導体リレーですが、出力素子のMOSFETを除いてパッケージ化したものが「MOSFETドライバ」です。
※MOSFETとは? Metal-Oxide-Semiconductor-Field-Effect-Transistorの略で、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(電界効果トランジスタ の一種)のことです。
MOSFETドライバの特長としては大きく3つあります。
ⅰ)半導体リレー機能を自由に構成可能
「MOSFETドライバ」は、MOSFETに外付けして使用するため、設計者の皆様が欲しい出力特性のパワーMOSFETを選択し組み合わせるだけで、用途に合わせた半導体リレー機能を自由に回路上で構成することができます。
ⅱ)様々な用途で使用可能
「MOSFETドライバ」は、市販のパワーMOSFETを組み合わせることで、リレー機能として様々な負荷電圧や負荷電流で使用することができるため、次のような用途への展開が可能です。
ⅲ)複数のパッケージ形状
パッケージとしては、4種類(DIP6pin[標準P/C板端子]、DIP6pin[サーフェスマウント端子]、SOP4pin、SSOP)ラインアップがあります。仕様(サイズ、駆動電流等)に応じてご選定ください。