レーザー溶着とは、レーザー光を照射し、被着物(樹脂・プラスチック)の境界面で熱を発生させて溶着・溶接する「接合工法」です。
レーザー樹脂溶着は、「レーザー光を透過する材料(透過材)」と「レーザー光を吸収する材料(吸収材)」とを組み合わせる必要があります。
透明部品同士及び白色部品同士はレーザーを吸収しづらくレーザー透過溶着法による溶着※1は難しいとされておりました。
これらの部品を溶着するには、主に 3つの工法※2 が知られてます。
※1 基本波長(1064nm付近)のレーザーを用いた場合 ※2 当社調べ
CO2レーザーなどの透明体を十分に吸収するレーザーを用い、材料表面から溶融させる工法
Tmレーザーなどの透明体を適度に吸収する2μm付近のレーザーを用い、材料表面から溶融させる、または集光光学系を用い接合界面にレーザーを集光させ溶融させる工法
接合界面に微細な凹凸を施し、レーザー光を散乱/吸収させて溶融させる工法
近年は材料技術の向上により、透明や白色でも基本波レーザー(1064nm程度)を吸収する材料が開発されており、一般的なレーザー透過溶着法にて溶着できるようになってきました。
お客様↔当社
お客様のワーク材質、形状、目標接合強度などの要求仕様を当社にて詳しくお伺いします。
当社 ↔ 材料メーカ
お客様の要求仕様に基づき、適合する材料メーカを当社が選定します(お客様の名前は伏せます)。
お客様 ↔ 当社
選定した材料メーカに対して、お客様情報の開示可否を確認します。
お客様 ↔ 当社 ↔ 材料メーカ
お客様、当社、材料メーカの三社間で詳細のお打ち合わせを行い、実験内容やスケジュールを調整します。
お客様 ↔ 当社 ↔ 材料メーカ
当社が主導して実験を実施し、実験結果は三社間で共有します。
\レーザ溶着に関する評価方法や機材詳細は、特設サイト内のレーザー溶着ラボのご紹介ページをご確認ください/
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* 特定商品とは、タクタイルスイッチ(ライトタッチスイッチ)、ディテクタスイッチ、プッシュスイッチ、エンコーダ、ロータリボリューム、ポジションセンサ、およびタッチパネルを指します。