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コネクタ関連情報

2015年07月22日

FPC・FFC・メンブレンについて ~後編~

フレキシブル配線板 ~後編~:メンブレンの構造と特徴を解説します。

お客さまからいただいた質問をもとに、今回も前回に引き続きフレキシブル配線板についてです。後編としてメンブレンの構造と特徴をご紹介します。機器の設計時にぜひお役立てください。

前回のFPC・FFCのご紹介に引き続き、今回もフレキシブル配線板についてみていきます。前回触れることができなかった、メンブレンの特徴をご紹介いたします。

メンブレンは、導電ペーストをPETフィルム上にスクリーン印刷し加工した、フレキシブル配線材です。(図1)
導電部分を印刷しますので、自由な配線パターンを引くことができ、形状の自由度も高いです。
ただし、その加工精度はFPCに比べて劣り、回路材料にマイグレーションが起きやすい銀を使用していることから、FPCほどの狭ピッチには不向きとされています。

メンブレンイメージ メカニカル接点タイプ 静電容量タイプ

さて、みなさま前回のこの表を覚えていますでしょうか!

FPC.FFC.メンブレン特徴

今回もこの表に沿って、メンブレンの特徴をご紹介します。

1.用途

メンブレンは、FFCやFPCように信号や電源用回路よりも、静電容量方式・メカニカル式によるタッチパネル部やスイッチ部分で主に使われます。微細な導電ペースト同士を近づける、もしくは接触させることによって導電します。具体的にはノートパソコンのキーボードやタッチパッド、家電のスイッチといったアプリケーションがあります。近年、その用途は車載にまで広がってきているようです。

2.耐熱性

メンブレンはPET素材上に配線をスクリーン印刷します。前回ご紹介したとおり、ポリイミド素材で覆われているFPCはリフロー加工ができますが、メンブレンはPET素材を用いるため、リフロー加工が可能なまでの耐熱性は有していません。
そのため、コネクタを乗せてリフロー加工できず、ソケット・ヘッダの2ピースを嵌合する狭ピッチコネクタを使用することはできません。

同じフレキシブル配線材であってもFPC・FFC・メンブレンは構造も異なりますし、様々な用途で使用されています。
それぞれの特徴を認識いただきながら、機構設計を行っていただく必要があります。

そんな様々なフレキシブル配線材のバリエーションに応えるべく、パナソニックではメンブレン接続向けのコネクタも対応可能です。お気軽に当社営業所または、コールセンターへお問い合わせください。

いかかでしたでしょうか。前回と今回でFPC・FFC・メンブレンそれぞれの特徴をご紹介いたしました。柔らかく曲がり、薄いこれらの配線板を生かせば、設計をより自在に行うことができます。曲がる配線板、なかなかあなどれない技術ですね! 

もえ

営業企画部コネクタ担当、新米社員。 コネクタを基礎から必死に勉強中。 好物は煮物と柿の種、年のわりに渋好み。

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